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5.4 特殊な設定

5.4.1 オプション設定(.qmail)

このファイルには、メニュー[Tool]-[Options...]で開く[Options]ダイアログ(参照 4.3.2.1)などで指定するオプション設定の内容が保存されます。

ファイル名:
.qmail

※プロファイル機能(参照 3.7.1)使用の場合は<プロファイル名>.qmail

場所:
メールフォルダ
更新と編集:
基本的には[Options]ダイアログ(参照 4.3.2.1)やメニューなどのUI設定により、QMAIL2が自動的に更新しますが、一部の設定項目は更新しません。そのような設定項目については、テキストエディタで値を編集することにより設定を変更することができます。

※設定項目一覧に「編集しないでください」と注記されている設定項目を編集した場合、QMAIL2が正しく動作しなくなる場合がありますのでご注意ください。

編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式にしたがって編集し、保存終了してからQMAIL2を起動してください。

※テキストエディタによっては、.qmailのようなドットから始まるファイル名のファイルをうまく保存できない場合があります。そのような場合は、「6.9 "."(ドット)で始まるファイル名を作ることができない」を参照して対応してください。

書式:
XXX_YYY: [設定値]
XXXには、AddressBook、Edit、Folder、Global、GoRound、Header、List、 Main、Message, Preview、Rasのいずれかが入ります。
それぞれ、アドレス帳、エディットビュー、フォルダビュー、一般、巡回、ヘッダビュー、リストビュー、メインウィンドウ、メッセージビュー、プレビュー、リモートアクセスに関する設定項目になります。
YYYには、設定項目が入ります。
設定値の書き方:
設定値の種類により、下記の要領で書きます。
各設定項目についての詳細は、設定項目一覧の説明を参照してください。
任意の数値
0以上の任意の数値を書きます。

※-1を指定することができる設定項目もあります。

任意の文字
任意の一文字を書きます。
任意の文字(複数可)
任意の文字を書きます。
複数指定するには、続けて列記します。
任意の文字列
任意の文字列を書きます。
0/1
0または1を書きます。

0はその機能を無効にします。
1はその機能を有効にします。
1/2/3
1または2または3を書きます。
'#rrggbb'形式
色を16進で書きます。
#の後ろに、rr(Red)、gg(Green)、bb(Blue)それぞれの値を16進で書きます。
色名|rrggbb
色名と色を'|'で区切って書きます。
色は、RRGGBBの6桁で書きます(16進)。
複数指定する場合には、','で区切ります。
CEでダイアログに'|'以降も表示されてしまう場合、適当に空白を入れます。
たとえば、White       |ffffff,Black        |000000などとします。
フォント名
使用するフォント名を書きます。
フォルダパス
フォルダをフルパスで書きます。
ファイルパス
ファイルをフルパスで書きます。
巡回名
巡回名を書きます。
マクロ
マクロを書きます。(マクロマニュアル参照)
テンプレート名
テンプレート名を書きます。
テンプレート名は、テンプレートのファイル名から拡張子".template"を除いた文字列です。

例:テンプレートファイルmsg.templateのテンプレート名はmsgです。
設定項目一覧:
■ 住所録(alias)関連設定
AddressBook_AddressWidth 200 任意の数値 アドレス帳(alias)のアドレス部分の表示幅 (dot) [Address Book]ダイアログのカラムヘッダ区切り位置をドラッグして調整    
AddressBook_AliasWidth 100 任意の数値 アドレス帳(alias)のalias名の表示幅 (dot) [Address Book]ダイアログのカラムヘッダ区切り位置をドラッグして調整    
AddressBook_CaseSensitive 0 0/1 アドレス帳のアドレスでソートするときに、大文字と小文字を区別しない      
AddressBook_Category   プログラム側で管理 現在のアドレス帳のカテゴリ(編集しないで下さい)      
AddressBook_Height 200 任意の数値 アドレス帳のウィンドウの高さ [Address Book]ダイアログのウィンドウサイズ調整    
AddressBook_LastFirst 1 0/1 PocketOutlookのアドレス帳の名字(Lastname)を先に表示する [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ-[Display]-[Show as "LastName FirstName"] YES Check
AddressBook_Sort 1 0/1 アドレス帳をソートして表示する [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ-[Display]-[Sort] YES Check
AddressBook_Type 3 1/2/3 アドレス帳にて「1:aliasのみ」「2:Contactsのみ」「3:両方を使用」のいずれかを指定する [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ-[Type]-[Alias] YES Check
        [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ-[Type]-[Contacts] YES Check
AddressBook_Width 400 任意の数値 アドレス帳のウィンドウの幅 [Address Book]ダイアログのウィンドウサイズ調整    
■ 内部エディタ関連設定
Edit_AutoHideHeader CE:1/Win:0 0/1 内部エディタでヘッダ記入部分を本文記述時に隠す [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Hide header automatically] CE:YES/Win:NO Check
Edit_AutoIndent 0 0/1 内部エディタでオートインデント(字下げ)を有効にする [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Auto indent] NO Check
Edit_BackgroundColor '#rrggbb'形式 内部エディタの背景色を指定する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Background] Black List
Edit_Bold 0 0/1 内部エディタで太字表示(ボールド)を行う [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Bold] NO Check
Edit_CharSpacing 0 0/1 内部エディタの文字表示間隔 (dot) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Char spacing] 0 数値
Edit_ClickableURL 1 0/1 ダブルクリック操作によりURLを開く      
Edit_Enhance 0 0/1 内部エディタでヘッダを強調するスイッチだが、現在は無効      
Edit_EnhancedColor #000000 '#rrggbb'形式 内部エディタでヘッダを強調する場合の色だが、現在は無効      
Edit_Face MS ゴシック フォント名 内部エディタで利用するフォントの名前 [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Face] MS ゴシック List
Edit_ForegroundColor '#rrggbb'形式 内部エディタの文字色を指定する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Foreground] Black List
Edit_Italic 0 0/1 内部エディタで斜体(イタリック)を利用する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Italic] NO Check
Edit_LeftMargin 10 任意の数値 内部エディタの左余白 (dot) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Left margin] 10 数値
Edit_LineSpacing 3 任意の数値 内部エディタの行間の幅 (dot) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Line spacing] 3 数値
Edit_LineWidth 80 任意の数値 内部エディタの一行の文字数 [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Line width] 80 数値
Edit_Quote > 任意の文字(複数可) 内部エディタで引用行の行頭文字を指定する(>,>など) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] > 文字列
Edit_Quote2 # 任意の文字(複数可) 内部エディタで引用行2の行頭文字を指定する(#,#など) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] # 文字列
Edit_QuoteColor #008000 '#rrggbb'形式 内部エディタで引用行の色を指定する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] Green List
Edit_QuoteColor2 #000080 '#rrggbb'形式 内部エディタで引用行2の色を指定する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] Navy List
Edit_QuoteString > 任意の文字列 内部エディタで引用符付き貼り付けするとき行頭に付加する文字列 [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Quote] > 文字列
Edit_RawEdit 0 0/1 内部エディタRaw Edit モードにする/デフォルトの状態はメールモード [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Raw edit] NO Check
Edit_RulerWait 80 任意の数値 ルーラ表示の再描画タイミング調整      
Edit_ShowNewLine 1 0/1 内部エディタで改行マークを表示する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Show new line] YES Check
Edit_ShowRuler 1 0/1 内部エディタでルーラを表示する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Show ruler] YES Check
Edit_Size 12 任意の数値 内部エディタで利用するフォントのサイズ (point) 英語版CE+CEFontの場合は、dot指定となる [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Size] 12 List
Edit_StrikeOut 0 0/1 内部エディタで取り消し線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Strikeout] NO Check
Edit_TabChar ^ 任意の文字 内部エディタでTabを表現するのに利用するキャラクタ [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Show tab] YES Check
Edit_TabWidth 4 任意の数値 内部エディタでのTabの幅 (文字数) [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Tab width] 4 数値
Edit_Underline 0 0/1 内部エディタで下線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Underline] NO Check
Edit_UndoSize 100 任意の数値 内部エディタでのUndo(やり直し)に利用するサイズ      
Edit_UseSystemColor 1 0/1 エディットビューでOSのシステムカラーを使う [Options]ダイアログ-[Edit]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Use system color] YES Check
Edit_WindowPlacement 省略 プログラム側で管理 エディトウィンドウの位置情報(編集しないでください)      
■ フォルダビュー関連設定
Folder_ExpandAccount   プログラム側で管理 現在の展開されたアカウント名 (編集しないでください)      
Folder_FocusedAccount 省略 プログラム側で管理 前回終了時フォーカスのあったアカウント(編集しないでください)      
Folder_HideScrollBar 0 0/1 フォルダビューのスクロールバーを隠す [Options]ダイアログ-[Folder]タブ-[Hide scroll bar] NO Check
Folder_ShowAllCount 1 0/1 フォルダ毎のメッセージ総数を表示する [Options]ダイアログ-[Folder]タブ-[Show all mail count] YES Check
Folder_ShowUnseenCount 1 0/1 フォルダ毎の未読数を表示する [Options]ダイアログ-[Folder]タブ-[Show unseen mail count] YES Check
Folder_ShowUnseenMark 1 0/1 未読のあるフォルダにマークを表示する [Options]ダイアログ-[Folder]タブ-[Mark folders which have unseen mail] YES Check
Folder_Sync 1 0/1 フォルダを選択したときに、リストビューをアップデートする      
Folder_Width 200 任意の数値 フォルダビューの横幅 (dot,終了時に自動更新)      
■ 一般設定
Global_AccountStartPage 0 プログラム側で管理 Accountダイアログのタブページ      
Global_AliasEditor   ファイルパス 住所録(.alias)編集に利用するエディタのパス [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ-[Editor]-[Alias Editor]   パス(Browse)
Global_CheckNewMailInterval 300 任意の数値 新着メールのチェックの間隔(秒) [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ-[Check new mail]-[Interval ___ s] 300 数値
Global_CheckNewMailPendingInterval 10 任意の数値 新着メールのチェックをしようとしてできなかった場合の保留時間(秒) [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ-[Check new mail]-[Pend ___ s] 10 数値
Global_Colors   色名|rrggbb 設定ダイアログに追加するユーザ定義色(カンマ区切りで複数指定可)      
Global_CurrentAccount 0 プログラム側で管理 現在のアカウント(編集しないでください)      
Global_DetachFolder   フォルダパス 添付ファイルを展開(保存)するフォルダ      
Global_Editor   ファイルパス 外部エディタの存在するところ(起動パス) [Options]ダイアログ-[General]タブ-[Editor]   パス(Browse)
Global_EmptyTrashBeforeExit 0 0/1 終了時にゴミ箱を空にする [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Empty trash before exit] NO Check
Global_ExportDir   プログラム側で管理 最後にエクスポートしたフォルダ      
Global_ExternalEditor 0 0/1 外部エディタを利用する [Options]ダイアログ-[General]タブ-[External editor] NO Check
Global_FontFace MS Pゴシック フォント名 フォルダ/リストビューで利用するフォントの名称 [Options]ダイアログ-[General]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Face] MS Pゴシック List
Global_FontSize 12 任意の数値 フォルダ/リストビューで利用するフォントのサイズ [Options]ダイアログ-[General]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Size] 12 List
Global_IdleInterval 300 任意の数値 [IMAP] オンラインのときに適当な間隔でNOOPを出す。間隔は(秒)      
Global_ImportDir   プログラム側で管理 最後にインポートしたフォルダ      
Global_NotifyNewMailDialog 1 0/1 新着メールがあった際にダイアログを表示する [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ-[Notification]-[Show dialog] YES Check
Global_NotifyNewMailSound   ファイルパス 新着メールがあった際に鳴らすサウンドへのパス [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ-[Notification]-[Sound,Path] NO Check,パス(Browse)
Global_Offline 1 0/1 オフラインで利用する [File]-[Offline] Offline Menu
Global_PasteKey V 任意の文字 外部エディタを利用する際、貼り付け(paste)に利用するキー      
Global_PasteWait 10(CE) 任意の数値 外部エディタ起動後、貼り付けまでの待ち時間 (ミリ秒)CEでのみ有効      
Global_Qedit 0 0/1 外部エディタにQEDITを利用する      
Global_ReleaseMemory 0 0/1 メモリが少ないときやフォルダが参照されなくなった時に、メモリを開放する      
Global_ReplaceDateBeforeSend 0 0/1 送信前にDateヘッダを書き換える(メールを作成した日時を送信した日時に書き換え) [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Replace date header before sending] NO Check
Global_ReverseCursor 0 0/1 メールの選択カーソルの移動方向をソート方向と逆にする [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Move cursor in reverse order] NO Check
Global_SearchFlags 0 プログラム側で管理 メール検索実行時のSearchダイアログの内容(編集しないでください)      
Global_SearchText   プログラム側で管理 メール検索実行時のSearchダイアログの内容(編集しないでください)      
Global_SearchUnseenOtherFolder 0 0/1 未読検索時に他のフォルダも検索する [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Jump to unseen mail in another folder] NO Check
Global_ShowMenu 1 0/1 メニューバーを表示する(CE)/ツールバーを表示する(Win) [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) (Toolbar/Menu)] Show Menu
Global_ShowPreview 1 0/1 プレビューを表示する [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Preview] Show Menu
Global_ShowStatusBar 1 0/1 ステータスバーを表示する [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Status Bar] Show Menu
Global_SyncNewMail 0 0/1 新着メールがあったらすぐに同期する [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ-[Sync new message] NO Check
Global_TempDir   フォルダパス 添付ファイルの実行などに使用するテンポラリのディレクトリ(指定しない場合、システムのデフォルト値を使用) [Options]ダイアログ-[General]タブ-[Temporary Folder]   パス(Browse)
Global_TreatAsSent 0 0/1 Fromが自分であるメールは送信メール扱いをする [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Treat my mail as sent mail] NO Check
Global_UnmarkAfterReply 0 0/1 ReplyしたらMarkを消す [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Unmark after reply] NO Check
Global_UseSendersTimeZone 0 0/1 送信者のタイムゾーンでリストビューの日時を表示する [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Use sender's time zone] NO Check
GoRound_Entry   巡回名 巡回に利用するエントリ名 (終了時に自動更新) [Select Course]ダイアログ    
■ ヘッダビュー関連設定
Header_BackgroundColor #000000 '#rrggbb'形式 ヘッダビューの背景色を指定する      
Header_Cc   マクロ ヘッダビューのCc欄に表示するためのマクロを記述      
Header_Date   マクロ ヘッダビューのDate欄に表示するためのマクロを記述      
Header_FontFace MS Pゴシック フォント名 ヘッダビューのフォントの名前 [Options]ダイアログ-[Header]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Face] MS Pゴシック List
Header_FontSize 12 任意の数値 ヘッダビューのフォントのサイズ [Options]ダイアログ-[Header]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Size] 12 List
Header_From   マクロ ヘッダビューのFrom欄に表示するためのマクロを記述      
Header_Subject   マクロ ヘッダビューのSubject欄に表示するためのマクロを記述      
Header_To   マクロ ヘッダビューのTo欄に表示するためのマクロを記述      
■ リストビュー関連設定
List_ColumnDate 100 任意の数値 リストビューの日付の表示幅 (dot,終了時に自動更新) リストビューカラムヘッダ区切り位置をドラッグして調整    
List_ColumnFrom 120 任意の数値 リストビューのFrom/Toの表示幅 (dot,終了時に自動更新) リストビューカラムヘッダ区切り位置をドラッグして調整    
List_ColumnSubject 400 任意の数値 リストビューの表題の表示幅 (dot,終了時に自動更新) リストビューカラムヘッダ区切り位置をドラッグして調整    
List_Height 300 任意の数値 リストビューの縦幅 (dot,終了時に自動更新) リストビューとプレビュー区切り位置をドラッグして調整    
List_ShowHeaderColumn 1 0/1 リストビューのカラムヘッダを表示する [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header Column] Show Menu
List_UnseenColor #000000 '#rrggbb'形式 リストビューの未読メッセージの表示色を指定する [Options]ダイアログ-[List]タブ-[Unseen Color]-[Others] Black List
List_UnseenColorCcMe #000000 '#rrggbb'形式 Ccで自分あてに届いた未読メールの色を指定する [Options]ダイアログ-[List]タブ-[Unseen Color]-[I'm in To] Black List
List_UnseenColorToMe #000000 '#rrggbb'形式 自分あてに届いた未読メールの色を指定する [Options]ダイアログ-[List]タブ-[Unseen Color]-[I'm in Cc] Black List
■ メインウィンドウ関連設定
Main_WindowPlacement 省略 プログラム側で管理 メインウィンドウの位置情報(編集しないでください) メインウィンドウ位置およびサイズ調整    
■ メッセージビュー関連設定
Message_AutoIndent 0 0/1 無効な項目      
Message_BackgroundColor '#rrggbb'形式 メッセージビューの背景色を指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Background] Black List
Message_Bold 0 0/1 メッセージビューで太字表示(ボールド)を行う [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Bold] NO Check
Message_CharSpacing 0 0/1 メッセージビューの文字表示間隔 (dot) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Char spacing] 0 数値
Message_ClickableURL 1 0/1 ダブルクリック操作によりURLを開く      
Message_Enhance 0 0/1 メッセージビューでヘッダを強調表示し、その色設定を有効にする [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Enhance header] NO Check
Message_EnhancedColor #000000 '#rrggbb'形式 メッセージビューのヘッダ部分の色を指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Enhanced] Black List
Message_Face MS ゴシック フォント名 メッセージビューで利用するフォントの名前 [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Face] MS ゴシック List
Message_ForegroundColor '#rrggbb'形式 メッセージビューの文字色を指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Foreground] Black List
Message_HideScrollBar 0 0/1 メッセージビューのスクロールバーを隠す [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Hide scroll bar] NO Check
Message_Italic 0 0/1 メッセージビューで斜体(イタリック)を利用する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Italic] NO Check
Message_LeftMargin 10 任意の数値 メッセージビューの左余白 (dot) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Left margin] 10 数値
Message_LineSpacing 3 任意の数値 メッセージビューの行間の幅 (dot) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Line spacing] 3 数値
Message_LineWidth 80 任意の数値 メッセージビューの一行の表示文字数 [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Line width] 80 数値
Message_NextUnseenBySpace 0 0/1 スペースキーでページスクロール&未読検索する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Show next unseen message by space] NO Check
Message_Quote > 任意の文字(複数可) メッセージビューで引用行の行頭文字を指定する(>,>など) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] > 文字列
Message_Quote2 # 任意の文字(複数可) メッセージビューで引用行2の行頭文字を指定する(#,#など) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] # 文字列
Message_QuoteColor #008000 '#rrggbb'形式 メッセージビューで引用行の色を指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] Green List
Message_QuoteColor2 #000080 '#rrggbb'形式 メッセージビューで引用行2の色を指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] Navy List
Message_RulerWait 80 任意の数値 ルーラが表示されるまでの待ち時間      
Message_ShowHeader 1 0/1 ヘッダビューを表示する [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header] Show Menu
Message_ShowNewLine 1 0/1 メッセージビューで改行マークを表示する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Show new line] YES Check
Message_ShowRuler 1 0/1 メッセージビューでルーラを表示する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Show ruler] YES Check
Message_Size 12 任意の数値 メッセージビューのフォントサイズを指定する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Size] 12 List
Message_StrikeOut 0 0/1 メッセージビューで取り消し線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Strikeout] NO Check
Message_TabChar ^ 任意の文字 メッセージビューでTabを表現するのに利用するキャラクタ [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Show tab] YES Check
Message_TabWidth 4 任意の数値 メッセージビューでのTabの幅 (文字数) [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Tab width] 4 数値
Message_Template   テンプレート名 メッセージビューで使うテンプレート名(自動更新) [Select Template]ダイアログ None List
Message_Underline 0 0/1 メッセージビューで下線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Underline] NO Check
Message_UndoSize 100 任意の数値 無効な項目      
Message_UseSystemColor 1 0/1 メッセージビューでOSのシステムカラーを使う [Options]ダイアログ-[Message]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Use system color] YES Check
Message_WindowPlacement 省略 プログラム側で管理 メッセージウィンドウの位置情報(編集しないでください) メッセージウィンドウ位置およびサイズ調整    
■ プレビューウィンドウ関連設定
Preview_AutoIndent 0 0/1 無効な項目      
Preview_BackgroundColor '#rrggbb'形式 プレビューの背景色を指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Background] Black List
Preview_Bold 0 0/1 プレビューで太字表示(ボールド)を行う [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Bold] NO Check
Preview_CharSpacing 0 0/1 プレビューの文字表示間隔 (dot) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Char spacing] 0 数値
Preview_ClickableURL 1 0/1 ダブルクリック操作によりURLを開く      
Preview_Enhance 0 0/1 プレビューでヘッダを強調表示し、その色設定を有効にする [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Enhance header] NO Check
Preview_EnhancedColor #000000 '#rrggbb'形式 プレビューのヘッダ部分の色を指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Enhanced] Black List
Preview_Face MS ゴシック フォント名 プレビューで利用するフォントの名前 [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Face] MS ゴシック List
Preview_ForegroundColor '#rrggbb'形式 プレビューの文字色を指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Foreground] Black List
Preview_Italic 0 0/1 プレビューで斜体(イタリック)を利用する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Italic] NO Check
Preview_LeftMargin 10 任意の数値 プレビューの左余白 (dot) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Left margin] 10 数値
Preview_LineSpacing 3 任意の数値 プレビューの行間の幅 (dot) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Line spacing] 3 数値
Preview_LineWidth 80 任意の数値 プレビューの一行の表示文字数 [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Line width] 80 数値
Preview_Quote > 任意の文字(複数可) プレビューで引用行の行頭文字を指定する(>,>など) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] > 文字列
Preview_Quote2 # 任意の文字(複数可) プレビューで引用行2の行頭文字を指定する(#,#など) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] # 文字列
Preview_QuoteColor #008000 '#rrggbb'形式 プレビューで引用行の色を指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Primary] Green List
Preview_QuoteColor2 #000080 '#rrggbb'形式 プレビューで引用行2の色を指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Quoted]-[Secondary] Navy List
Preview_RulerWait 80 任意の数値 ルーラが表示されるまでの待ち時間      
Preview_SeenWait 5 任意の数値 メッセージが既読になるまでの時間 (秒) ※-1を指定すると、時間の判断では既読更新されなくなります [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Wait __ s before marking seen] 5 数値
Preview_ShowHeader 1 0/1 ヘッダビューを表示する [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header] Show Menu
Preview_ShowNewLine 1 0/1 プレビューで改行マークを表示する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Show new line] YES Check
Preview_ShowRuler 1 0/1 プレビューでルーラを表示する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Show ruler] YES Check
Preview_Size 12 任意の数値 プレビューのフォントサイズを指定する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Size] 12 List
Preview_StrikeOut 0 0/1 プレビューで取り消し線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Strikeout] NO Check
Preview_TabChar ^ 任意の文字 プレビューでTabを表現するのに利用するキャラクタ [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Show tab] YES Check
Preview_TabWidth 4 任意の数値 プレビューでのTabの幅 (文字数) [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Tab width] 4 数値
Preview_Template   テンプレート名 プレビューで使うテンプレート名(自動更新) [Select Template]ダイアログ None List
Preview_Underline 0 0/1 プレビューで下線をつけて表示する [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Font...]-[Font]ダイアログ-[Underline] NO Check
Preview_UndoSize 100 任意の数値 無効な項目      
Preview_UseSystemColor 1 0/1 プレビューでOSのシステムカラーを使う [Options]ダイアログ-[Preview]タブ-[Colors...]-[Colors]ダイアログ-[Use system color] YES Check
■ リモートアクセス関連設定
Ras_Entry   ダイアルアップエントリ名 ダイアルアップに使うエントリ [Dialup]ダイアログ   List

5.4.2 アカウント設定(.account)

.accountは、メニュー[Tool]-[Account...]で開く[Account]ダイアログ(参照 4.3.3.1)で作成され、[Account Property]ダイアログ(参照 4.3.3.3)で指定するアカウント設定の内容が保存されます。

ファイル名:
.account
デフォルトのサブアカウント

※サブアカウントを追加しない場合は、このファイルのみとなります。

<サブアカウント名>.account
サブアカウントの設定ファイル
場所:
 アカウントフォルダ

※アカウントフォルダは、メールフォルダの下にアカウントごとに作られます。

更新と編集:

新規にアカウントを作成すると、メールフォルダの下にアカウント名と同名のアカウントフォルダが作られ、その中に.accountが作成されます。ファイル名は".account"で、これがアカウントの設定ファイルとなります。
サブアカウントを追加すると、<サブアカウント名>.accountが追加作成され、それがサブアカウントの設定ファイルとなります。例として、sub1という名前のサブアカウントを作成したとすると、"sub1.account"というファイル名になります。
サブアカウントを追加すると、最初に作成された.accountは、デフォルトのサブアカウントの設定ファイルという位置付けになります(参照 2.3)。

.accountは、基本的には[Account Property]ダイアログ(参照 4.3.3.3)の設定により、QMAIL2が自動的に更新しますが、一部の設定項目は更新しません。そのような設定項目については、テキストエディタで値を編集することにより設定を変更することができます。

編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式にしたがって編集し、保存終了してからQMAIL2を起動してください。

※テキストエディタによっては、.accountのようなドットから始まるファイル名のファイルをうまく保存できない場合があります。そのような場合は、「6.9 "."(ドット)で始まるファイル名を作ることができない」を参照して対応してください。

書式:
XXX_YYY: [設定値]
XXXには、Global、Imap、Pop、Ras、Receive、Sendのいずれかが入ります。
それぞれ、一般、IMAP4、POP3、リモートアクセス、受信、送信に関する設定項目になります。
YYYには、設定項目が入ります。
設定値の書き方:
設定値の種類により、下記の要領で書きます。
各設定項目についての詳細は、設定項目一覧の説明を参照してください。
数値
0以上の任意の数値を書きます。

※-1を指定することができる設定項目もあります。

文字列
説明に従い、任意の文字列を書きます。
0/1
0または1を書きます。
0はその機能を無効にします。
1はその機能を有効にします。
pop/imap
"pop"または"imap"と書きます。
0以上の任意の秒数を書きます。
アドレス
メールアドレスを書きます。
アドレス(複数可)
メールアドレスを書きます。
複数のアドレスを書く場合はカンマで区切ります。
ダイアルアップエントリ名
ダイアルアップのエントリ名を書きます。
設定項目一覧:
TypeがPOP3の場合は、Pop_XXX項目が使われ、Imap_XXX項目は存在しません。TypeがIMAP4の場合はその反対にImap_XXX項目が使われ、Pop_XXX項目は存在しません。
Global_CheckNewMail 0 0/1 定期的な新着メールのチェック時に、このアカウントをチェックする [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Check new mail] NO Check
Global_ConnectReceiveBeforeSend 0 0/1 送信前に受信サーバに接続 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Outgoing mail]-[Connect receive host before send and wait __ s] NO Check
Global_ConnectReceiveBeforeSendWait 5 送信前に受信サーバに接続した場合、受信サーバに接続してから、送信サーバに接続するまでの待ち時間 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Outgoing mail]-[Connect receive host before send and wait __ s] 5 数値
Global_Identity   文字列 サブアカウントを使用したマルチアカウント設定の場合、サブアカウントのID。通常は設定不要。 [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Identity]   文字列
Global_Log 0 0/1 アカウントフォルダにログを出力する [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Log] NO Check
Global_MoveAfterReceive 0 0/1 受信後に自動振り分け処理を実行する [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ-[Move mail after receive] NO Check
Global_MyAddress   アドレス(複数可) 自分宛てとみなすメールアドレス(カンマ区切りで複数指定可)※Send_Addressは自動的に設定される [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ-[My Address]   文字列
Global_SubAccount   文字列 現在のサブアカウント名      
Global_Timeout 20 タイムアウトする時間 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Timeout] 20 数値
Global_Type pop pop/imap 受信サーバのタイプ [New Account]ダイアログ-[Type] POP3 List
Imap_Authenticate 0 0/1 暗号化された認証を使用 [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Use Authentication] NO Check
Imap_CloseFolder 0 0/1 フォルダを移動するときにフォルダを閉じるかどうか(つまり、削除済みメッセージを本当に消すかどうか) [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Expunge deleted messages before closing folder] NO Check
Imap_DontUseBodyStructure 0 0/1 FETCH BODYSTRUCTURE コマンドを信用しない (Exchangeサーバからマルチパートメッセージを受信する際にExchangeサーバの不具合に対応) [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Don't use BODYSTRUCTURE] NO Check
Imap_DontUseEnvelope 0 0/1 FETCH ENVELOPE コマンドを信用しない (ヘッダをクライアントでパースする(サーバのバグによる文字化け対策)) [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Don't use ENVELOPE] NO Check
Imap_FetchCount 100 数値 ヘッダを取得するときに、何通分まとめて取得するか [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Send fetch command for every ___ messages] 100 数値
Imap_OnlineSyncHeaderOnly 0 0/1 オンラインでフォルダを開いた時の同期時(Refresh)にはそのフォルダが本文を同期するように設定してあっても本文を同期しない [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Sync only headers on online mode] NO Check
Imap_RootFolder   文字列 IMAPサーバ側メールフォルダの基点(UW-IMAPサーバを使用していて、メールと関係のないフォルダやファイルが表示されてしまうような場合に指定する) [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ-[Root folder]   文字列
Pop_Apop 0 0/1 APOPを使う [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ-[Use APOP] NO Check
Pop_DeleteOnServer 0 0/1 サーバ上のメールを削除する [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ-[Delete message on the server] NO Check
Pop_GetAll 20 数値 サーバ上のメール数/未読メール数 がこの数字よりも小さい場合、UIDLとLISTコマンドをまとめて発行する(-1を指定すると常にまとめて発行する) [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ-[Get all] 20 数値
Pop_MaxLine -1 数値 受信時の最大行数(-1指定で制限なし) [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ-[Max line] -1 数値
Pop_NoopInterval 100 数値 受信時にサーバがタイムアウトしないようにNOOPを発行するタイミング(通)      
Pop_SyncFlags 0 0/1 POPISHのQFLGに対応(ただしPOPISH側が未対応のため、0にしておくこと) [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ-[Sync flags with POPISH] NO Check
Ras_Connect 0 0/1 送受信する前にダイアルアップする [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ-[Launch dialup connection before connect] NO Check
Ras_DisconnectWait 0 ダイアルアップを切断する前の待ち時間 [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ-[Wait __s before disconnect] 0 数値
Ras_Entry   ダイアルアップエントリ名 ダイアルアップのエントリ名 [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ-[Entry name]   List
Ras_ShowDialog 0 0/1 ダイアルアップ時にダイアログを出す [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ-[Show dialog before connect] NO Check
Receive_Auth 1 0/1 受信サーバが認証を必要とする      
Receive_Host   文字列 受信サーバのホスト名 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Host information]-[Incoming mail]   文字列
Receive_Password   文字列 受信サーバのパスワード(平文) ※保存時には暗号化してReceive_PasswordEncryptに保存され、この値はクリアされる      
Receive_PasswordEncrypt   文字列 受信サーバのパスワードを暗号化した文字列 [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ-[Incoming mail]-[Password]   文字列
Receive_Port 110(POP3)/143(IMAP4) 数値 受信サーバのポート [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Incoming mail]-[Port] 110(POP3)/143(IMAP4) 数値
Receive_Ssl 0 0/1 受信サーバでSSLを使用する(CE) [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Incoming mail]-[Use SSL] NO Check
Receive_UserName   文字列 受信サーバログイン名 [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ-[Incoming mail]-[Account]   文字列
Send_Address   アドレス 送信時に使うアドレス [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[User information]-[Mail Address]   文字列
Send_Auth 0 0/1 SMTPサーバが認証を必要とする [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ-[Outgoing mail] NO Check
Send_EnvFrom   文字列 Send_EnvFromを指定      
Send_Host   文字列 SMTPサーバのホスト名 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Host information]-[Outgoing mail]   文字列
Send_LineLength 74 数値 送信時の一行の折り返し文字数 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Outgoing mail]-[Line length] 74 数値
Send_LocalHost   文字列 送信時に使うローカルホスト名 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Outgoing mail]-[Local host]   文字列
Send_Name   文字列 送信時に使う名前 [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[User information]-[Name]   文字列
Send_Password   文字列 SMTPサーバのパスワード(平文) ※保存時には暗号化してSend_PasswordEncryptに保存され、この値はクリアされる      
Send_PasswordEncrypt   文字列 SMTPサーバのパスワードを暗号化した文字列 [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ-[Outgoing mail]-[Password]   文字列
Send_Port 25 数値 SMTPサーバのポート [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Outgoing mail]-[Port] 25 数値
Send_Ssl 0 0/1 SMTPサーバでSSLを使用する(CE) [Account Property]ダイアログ-[General]タブ-[Detail...]-[Detail]ダイアログ-[Outgoing mail]-[Use SSL] NO Check
Send_UserName   文字列 SMTPサーバのユーザ名 [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ-[Outgoing mail]-[Account]   文字列

5.4.3 フォルダ設定(.folders)

このファイルは、アカウントフォルダ内に作成され、アカウントにあるフォルダの情報が保存されています。

ファイル名:
.folders
場所:
アカウントフォルダ

※アカウントフォルダは、メールフォルダの下にアカウントごとに作られます。

更新と編集:
新規にアカウントを作成すると、メールフォルダの下にアカウント名と同名のアカウントフォルダが作られ、その中に.accountとともに.foldersが作成されます。(参照 2.2.1
POP3では、Inbox, Outbox, Sentbox, Trashといったシステムフォルダの情報が自動的に作成されます。IMAP4ではサーバにもよりますが、アカウントを作成時にOutbox, Sentboxが作成され、[File]-[Folder]-[Update]を行うと、IMAP4サーバの設定に沿ってフォルダ情報が作成されます。(参照 2.2.3

フォルダビューから[File]-[Folder]-[Create...]を選んでフォルダを作成すると、.foldersにはそのフォルダの設定が追加登録されます。反対に、[File]-[Folder]-[Delete]でフォルダを削除すると、.foldersからその設定が削除されます。(参照 3.3.2, 3.4.2.1

送受信やリストビューの操作によりフォルダ内のメール数や並び方が変わったときも、.foldersが更新されます。

.foldersは、前述のとおり基本的にはQMAIL2が自動的に作成更新しますので、ユーザが直接編集する必要はありません。
しかし、後に述べる書式と仕様を理解したうえで各設定項目を正しく登録することにより、カスタマイズすることは不可能ではありません。
ただし、適当にフラグを立てたりするときちんと動かないことがあります。QMAIL2上のUIから変更できないものに関しては、当然動作検証はしていません。
したがって、カスタマイズの目的で.foldersを編集することはあまりお奨めしません。編集する場合は、ご自分の責任で行ってください。

編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式にしたがって編集し、保存終了してからQMAIL2を起動してください。
書式:
[一行目]

 バージョン番号

[二行目以降]
フォルダID : フォルダのID
親フォルダID : 親フォルダのID
フラグ : フラグ(下を参照 )
ソートキー : ソートするキー(下を参照)
フォーカスのあった行 : 最後に開いていたときに選択されていた行
UID有効性値 : IMAPでのUIDVALIDITY
同期時の最大サイズ : 同期する最大のメールのサイズ (Byte)
メール数 : フォルダにあるメール数
未読メール数 : フォルダにある未読メール数
ダウンロード予約メールがあるかどうか : ダウンロード予約メールがあると1、ないと0
フォルダセパレータ : フォルダのセパレータの文字コード(UCS)
フォルダ名 : フォルダ名
 
フラグ
0x00000001 選択不可(NOSELECT)
0x00000002 子フォルダ作成不可(NOINFERIORS)
0x00000004 カスタムフラグ対応(IMAPでPERMANENTFLAGSで\*が返ってきている)
0x00000008 リネーム不可
0x00000010 ローカル(IMAPアカウントでローカルにあるフォルダ。POPの場合にはすべてのフォルダでこのフラグが立ちます)
0x00000020 非表示フォルダとして選択されている ([File]-[Folder]-[Hide...]で出てくる非表示フォルダ選択ダイアログでチェックされている)
 
0x00000100 Inbox
0x00000200 Outbox
0x00000400 Sentbox
0x00000800 Trash
0x00001000 Draftbox
0x00010000 同期可能
0x00020000 同期(同期可能でないのに立ててはいけない)
0x00040000 本文を同期(同期しないのに立ててはいけない)
0x00080000 未読のみ本文を同期(本文を同期しないのに立ててはいけない)
0x00100000 本文のテキストのみ同期(本文を同期しないのに立ててはいけない)
0x00200000 同期フォルダとして選択されている (Shift+.などで出てくる同期フォルダ選択ダイアログでチェックされている)
 
ソートキー(.folders、.queries共通)
0x00000001 ID
0x00000002 Date
0x00000004 From
0x00000008 Subject
0x00000100 Ascending
0x00000200 Descending
0x00010000 Thread

ID, Date, From, Subjectは排他。Ascending, Descendingは排他。

■フォルダ別フラグ一覧(POP3)
  • Inbox, Outbox, Sentbox, Trash はデフォルト
  • MyFolderはメニューで作成したフォルダ
  • HideFolderはメニューで作成してからメニューでHideの設定をしたもの
フラグ属性 フラグ値 Inbox Outbox Sentbox Trash MyFolder HideFolder
フォルダのフラグ値   0x00070112 0x00001212 0x00000412 0x00000812 0x00000010 0x00000030
.foldersのフラグ値(10進)   459026 4626 1042 2066 16 48
選択不可 0x00000001            
子フォルダ作成不可 0x00000002 0x00000002 0x00000002 0x00000002 0x00000002    
カスタムフラグ対応 0x00000004            
リネーム不可 0x00000008            
ローカル 0x00000010 0x00000010 0x00000010 0x00000010 0x00000010 0x00000010 0x00000010
非表示 0x00000020           0x00000020
Inbox 0x00000100 0x00000100          
Outbox 0x00000200   0x00000200        
Sentbox 0x00000400     0x00000400      
Trash 0x00000800       0x00000800    
Draftbox 0x00001000   0x00001000        
同期可能 0x00010000 0x00010000          
同期 0x00020000 0x00020000          
本文を同期 0x00040000 0x00040000          
未読のみ本文を同期 0x00080000            
本文のテキストのみ同期 0x00100000            
同期フォルダとして選択されている 0x00200000            
カスタマイズ例:
Inboxの下に子フォルダを作成する
  • QMAIL2終了状態で、.foldersをエディタで編集する。
  • Inboxのフラグから0x00000002を倒す。この例では0x0070110になる。
  • Inboxのフラグ値を10進で編集する。この例では459024。
  • Inboxのフォルダセパレータを47("/"の意)にする。
  • .foldersを保存終了する。
  • QMAIL2を起動し、Inboxを選択してメニューからフォルダを作成する。
■フォルダ別フラグ一覧(IMAP4:UW-IMAPの例)
  • Inbox, Outbox, Sentbox はデフォルト
  • RootFolderはUW-IMAPのルートフォルダ
  • SyncHeaderはヘッダのみ同期設定のIMAPフォルダ
  • RemoteTrashはIMAPフォルダをTrashの設定にカスタマイズしたフォルダ例
  • IMAPフォルダはいずれもヘッダのみ同期の設定
フラグ属性 フラグ値 Inbox Outbox Sentbox RootFolder SyncHeader RemoteTrash
フォルダのフラグ値   0x00030102 0x00001212 0x00000412 0x00000001 0x00030002 0x00030802
.foldersのフラグ値(10進)   196866 4626 1042 1 196610 198658
選択不可 0x00000001       0x00000001    
子フォルダ作成不可 0x00000002 0x00000002 0x00000002 0x00000002   0x00000002 0x00000002
カスタムフラグ対応 0x00000004            
リネーム不可 0x00000008            
ローカル 0x00000010   0x00000010 0x00000010      
非表示 0x00000020            
Inbox 0x00000100 0x00000100          
Outbox 0x00000200   0x00000200        
Sentbox 0x00000400     0x00000400      
Trash 0x00000800           0x00000800
Draftbox 0x00001000   0x00001000        
同期可能 0x00010000 0x00010000       0x00010000 0x00010000
同期 0x00020000 0x00020000       0x00020000 0x00020000
本文を同期 0x00040000            
未読のみ本文を同期 0x00080000            
本文のテキストのみ同期 0x00100000            
同期フォルダとして選択されている 0x00200000            
カスタマイズ例:
IMAPサーバ側にTrashフォルダを作成する
  • メニューからIMAPサーバ上に、たとえばRemoteTrashというフォルダを作成する。
  • QMAIL2終了状態で、.foldersをエディタで編集する。
  • RemoteTrashのフラグに0x00000800を立てる。この例では0x00030802になる。
  • RemoteTrashのフラグ値を10進で編集する。この例では198658。
  • .foldersを保存終了する。
  • QMAIL2を起動して、RemoteTrashのアイコンがごみ箱になっていれば設定完了。
ローカル側にTrashフォルダやメールフォルダを作成する
  • QMAIL2終了状態で、.foldersをエディタで編集する。
  • POP3のTrashやメールフォルダのフラグを参考に作成する。
  • 上記の簡便法として、POP3アカウントで仮にメニューから作成したのちに、そのアカウントの.foldersの該当行をコピーして、IMAP4アカウント側の.foldersに追加貼り付けし、IDを修正する。
  • .foldersを保存終了する。
  • QMAIL2を起動して、ローカルフォルダが現れ、Trashのアイコンがごみ箱になっていれば設定完了。

5.4.4 検索フォルダ設定(.queries)

このファイルは、アカウントフォルダ内に作成され、検索フォルダの情報が保存されています。

ファイル名:
.queries
場所:
アカウントフォルダ

※アカウントフォルダは、メールフォルダの下にアカウントごとに作られます。

更新と編集:
新規にアカウントを作成すると、メールフォルダの下にアカウント名と同名のアカウントフォルダが作られ、その中に.accountや.foldersとともに.queriesが作成されます。(参照 2.2.1
デフォルトでは、Searchという検索フォルダの情報が自動的に作成されます。[Edit]-[Search](Ctrl+F)で開く[Search]ダイアログで検索した結果はこの検索フォルダのリストビューに表示されます。
フォルダビューから[File]-[Folder]-[Create...]を選んで検索フォルダを作成すると、.queriesにはその検索フォルダの設定が追加登録されます。反対に、[File]-[Folder]-[Delete]で検索フォルダを削除すると、.queriesからその設定が削除されます(参照 3.3.5)。

検索を実行したときにも、.queriesが更新されます。

.queriesは、前述のとおり基本的にはQMAIL2が自動的に作成更新しますので、ユーザが直接編集する必要はありません。
しかし、後に述べる書式と仕様を理解したうえで、たとえばマクロをあらかじめ編集しておくなどのカスタマイズをすることは不可能ではありません。
ただし、適当にフラグを立てたりするときちんと動かないことがあります。QMAIL2上のUIから変更できないものに関しては、当然動作検証はしていません。
したがって、カスタマイズの目的で.queriesを編集することはあまりお奨めしません。編集する場合は、ご自分の責任で行ってください。

編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式にしたがって編集し、保存終了してからQMAIL2を起動してください。
書式:
[一行目]

バージョン番号

[二行目以降]
フォルダID : フォルダのID
親フォルダID : 親フォルダのID
検索対象フォルダID : 検索対象のフォルダのID
すべてのフォルダを対象にする場合は0
フラグ : フラグ(下を参照)
ソートキー : ソートキー(下を参照)
フォーカスのあった行 : 最後に開いていたときに選択されていた行
メール数 : 検索されたメール数
未読メール数 : 検索された未読メール数(未使用)
フォルダセパレータ : フォルダのセパレータの文字コード(UCS)
検索マクロ : 検索するときに使うマクロ
フォルダ名 : フォルダ名
 
フラグ
0x00000001 リネーム不可
0x00000100 検索結果([Search]ダイアログで検索した結果が入る)
 
ソートキー(.folders、.queries共通)
0x00000001 ID
0x00000002 Date
0x00000004 From
0x00000008 Subject
0x00000100 Ascending
0x00000200 Descending
0x00010000 Thread(.queriesでは未使用)

ID, Date, From, Subjectは排他。Ascending, Descendingは排他。


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