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4.3 ダイアログ

■共通のボタンの説明

ダイアログは、確認に使用するボタンの種類により、OK/Cancel型、Yes/No型、Yes/No/Cancel型などの種類がありますが、確認に使用するボタンの意味はだいたい共通していますので、ここで説明してダイアログ個別の説明は省略します。

OK : ダイアログの処理を確定して実行します
Cancel : ダイアログの処理を取り消します
キャンセル : 同上
Yes : ダイアログの質問にYesと答えます
はい(Y) : 同上
No : ダイアログの質問にNoと答えます
いいえ(N) : 同上

4.3.1 アドレス帳

4.3.1.1 Address Book(@AddressBook2)

このダイアログは、内部エディタをメールモードで使用中に[Tool]-[Address Book...](Alt+A)で開きます。
また、テンプレート(参照 5.3.3)にマクロ@AddressBook2を使用すると、メール作成時などにこのダイアログを利用することができます。(参照 マクロマニュアル)
デフォルトのテンプレートにも使用されているので、たとえば[Mail]-[New]で新規にメールを作成する際に最初にこのダイアログが開きます。
アドレス帳のリストビューから送信先を選択してTo、Cc、Bccそれぞれに設定します。
[AddressBook]ダイアログ(@AddressBook2)

Category (<カテゴリ名>) : カテゴリリストメニューを階層表示してカテゴリを選択します
  カテゴリリストメニューの説明
    <カテゴリリスト> : 選択カテゴリで絞り込んで宛先リストを表示します
    All : 絞り込まずにすべてを表示します
    Filter... : [Category]ダイアログを開いて、カテゴリを選択します
リストビュー : 宛先リストを表示して送信先を選択します
  ヘッダカラム : クリックすると、その項目でソートします(昇順/降順トグル)
  宛先リスト : リストから宛先を選択します(複数選択可)
ダブルクリックまたはSpaceキーでToのリストに入ります
To ボタンとリスト : Toボタンを押すとリストビューで選択された宛先がToのリストに入ります
Cc ボタンとリスト : Ccボタンを押すとリストビューで選択された宛先がCcのリストに入ります
Bcc ボタンとリスト : Bccボタンを押すとリストビューで選択された宛先がBccのリストに入ります
Remove : To, Cc, Bccのリストでカーソルの置かれた宛先を取り消します
Edit Alias... : Alias Editorに設定したエディタでQMAIL2のアドレス帳(.alias)を開きます(参照 5.2.1
Refresh : QMAIL2のアドレス帳(.alias)やPocket Outlookの連絡先を再読み込みしてリストビューを再表示します
※Edit Alias...の結果が反映されます

4.3.1.2 Address Book(@AddressBook)

このダイアログは、内部エディタをRaw Editモードで使用中に[Tool]-[Address Book...](Alt+A)で開きます。
また、テンプレート(参照 5.3.3)にマクロ@AddressBookを使用すると、メール作成時などにこのダイアログを利用することができます(参照 マクロマニュアル)。
アドレス帳のリストビューから送信先を選択してカーソル位置に挿入します。
[AddressBook]ダイアログ(@AddressBook)

リストビュー : 宛先リストを表示して送信先を選択します
  ヘッダカラム : クリックすると、その項目でソートします(昇順/降順トグル)
  宛先リスト : リストから宛先を選択します(複数選択可)
Category (<カテゴリ名>) : カテゴリリストメニューを階層表示してカテゴリを選択します
  カテゴリリストメニューの説明
    <カテゴリリスト> : 選択カテゴリで絞り込んで宛先リストを表示します
    All : 絞り込まずにすべてを表示します
    Filter... : [Category]ダイアログを開いて、カテゴリを選択します

4.3.1.3 Category

このダイアログは、[AddressBook]ダイアログのカテゴリリストメニューで[Filter...]を選択すると開きます。
カテゴリの一覧から絞り込み対象のカテゴリをひとつまたは複数選択します。
[Category]ダイアログ

カテゴリの一覧 : 階層を展開済みのカテゴリの一覧を表示します
絞り込みの対象にするカテゴリをチェックします

4.3.1.4 Add To Alias

このダイアログは、メールが選択されている状態でAlt+Aを押すと開きます。
元のメールのFromヘッダの内容をデフォルトとして表示します
入力した内容は、QMAIL2のアドレス帳(.alias)に追加されます。
[Add To Alias]ダイアログ

Name : エイリアス名を指定します
Address : メールアドレスを指定します
Category : 階層展開済みの形式でカテゴリを選択または入力します

4.3.2 オプション設定

4.3.2.1 Options

このダイアログは、[Tool]-[Options...]で開きます。
クリックまたはCtrl+Tabで目的のタブを選択して、各項目の設定をします。

  1. [Options]ダイアログ-[General]タブ
    ■一般設定
    [Options]ダイアログ-[General]タブ
    Mail Folder : メールデータやアカウント情報を格納するフォルダをフルパスで指定します
    Browse... : [Browse]ダイアログを開いてメールフォルダを指定します
    External Editor : メール作成に専ら外部エディタ(QMAIL2以外のエディタ)を使用します
    Editor : 外部エディタをフルパスで指定します
    Browse... : OS標準の[開く]ダイアログを開いて外部エディタを指定します
    Temporary Folder : 添付ファイルの実行などに使用するテンポラリのディレクトリをフルパスで指定します
    Browse... : [Browse]ダイアログを開いてテンポラリのディレクトリを指定します
    Font... : [Font]ダイアログを開いてフォルダ/リストビューで利用するフォントの設定をします
  2. [Options]ダイアログ-[Folder]タブ
    ■ フォルダビュー関連設定
    [Options]ダイアログ-[Folder]タブ
    Show all mail count : フォルダ毎のメッセージ総数を表示します
    Show unseen mail count : フォルダ毎の未読数を表示します
    Mark folders which have unseen mail : 未読のあるフォルダにマークを表示します
    Hide scroll bar : フォルダビューのスクロールバーを隠します
  3. [Options]ダイアログ-[List]タブ
    ■ リストビュー関連設定
    [Options]ダイアログ-[List]タブ
    Unseen Color
      I'm in To : 自分あてに届いた未読メールの色を選択します
      I'm in Cc : Ccで自分あてに届いた未読メールの色を選択します
      Others : 上記以外の未読メッセージの表示色を選択します
  4. [Options]ダイアログ-[Message]タブ
    ■ メッセージビュー関連設定
    [Options]ダイアログ-[Message]タブ
    Show next unseen message by space : スペースキーでページスクロールおよび未読の検索をします
    Hide scroll bar : スクロールバーを隠します
    Enhance header : ヘッダを強調表示し、その色設定を有効にします
    Show new line : 改行マークを表示します
    Show tab : Tabを表現するキャラクタとして"^"を表示します
    Line width : 一行に表示する文字数を指定します
    Left margin : 左余白(dot)を指定します
    Line spacing : 行間の幅(dot)を指定します
    Char spacing : 文字の表示間隔(dot)を指定します
    Tab width : Tabの幅を半角文字数で指定します
    Font... : [Font]ダイアログを開いてフォントの設定をします
    Colors... : [Colors]ダイアログを開いて色の設定をします
  5. [Options]ダイアログ-[Preview]タブ
    ■ プレビュー関連設定
    [Options]ダイアログ-[Preview]タブ
    Wait [___] s before marking seen : プレビューに表示してからメッセージが既読になるまでの時間(秒)を指定します
    ※-1を指定すると、時間の判断では既読更新されなくなります
    Enhance header : ヘッダを強調表示し、その色設定を有効にします
    Show ruler : ルーラを表示します
    Show new line : 改行マークを表示します
    Show tab : Tabを表現するキャラクタとして"^"を表示します
    Line width : 一行に表示する文字数を指定します
    Left margin : 左余白(dot)を指定します
    Line spacing : 行間の幅(dot)を指定します
    Char spacing : 文字の表示間隔(dot)を指定します
    Tab width : Tabの幅を半角文字数で指定します
    Font... : [Font]ダイアログを開いてフォントの設定をします
    Colors... : [Colors]ダイアログを開いて色の設定をします
  6. [Options]ダイアログ-[Edit]タブ
    ■ 内部エディタ関連設定
    [Options]ダイアログ-[Edit]タブ
    Quote : 引用符付き貼り付け([Edit]-[Paste With Quote])するとき行頭に付加する文字列を指定します
    Hide header automatically : 本文記述時にヘッダ記入部分の一部を隠します
    Raw edit : Raw Editモードで開く設定にします
    Show ruler : ルーラを表示します
    Show new line : 改行マークを表示します
    Show tab : Tabを表現するキャラクタとして"^"を表示します
    Auto indent : オートインデント(字下げ)を有効にします
    Line width : 一行に表示する文字数を指定します
    Left margin : 左余白(dot)を指定します
    Line spacing : 行間の幅(dot)を指定します
    Char spacing : 文字の表示間隔(dot)を指定します
    Tab width : Tabの幅を半角文字数で指定します
    Font... : [Font]ダイアログを開いてフォントの設定をします
    Colors... : [Colors]ダイアログを開いて色の設定をします
  7. [Options]ダイアログ-[Header]タブ
    ■ ヘッダビュー関連設定
    [Options]ダイアログ-[Header]タブ
    Font... : [Font]ダイアログを開いてフォントの設定をします
  8. [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ
    ■ 新着メールチェック関連設定(参照 3.2.2
    [Options]ダイアログ-[New Mail]タブ
    Check new mail
      Interval [___] s : 新着メールのチェックの間隔(秒)を指定します
      Pend [___] s : 新着メールのチェックをしようとしてできなかった場合の保留時間(秒)を指定します
    Notification
      Sound : 新着メールがあった際にサウンドを鳴らします
      Path : 新着メールがあった際に鳴らすサウンドファイルのパスを指定します
      Browse... : OS標準の[開く]ダイアログを開いてサウンドファイルを指定します
      Show dialog : 新着メールがあった際にダイアログを表示します
      Sync new message : 新着メールがあった際にすぐに同期します
  9. [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ
    ■ アドレス帳関連設定
    [Options]ダイアログ-[Address Book]タブ
    Type
      Alias : QMAIL2のアドレス帳(.alias)を使用します
      Contacts : Pocket Outlookの連絡先を使用します(WindowsCE機のみ有効)
    Display
      Show as "LastName FirstName" : Pocket Outlookの連絡先を使用する際、名字(Lastname)を先に表示します
      Sort : アドレス帳を名前順にソートして表示します
    Editor
      Alias Editor : アドレス帳(.alias)編集に利用するエディタをフルパスで指定します
      Browse... : OS標準の[開く]ダイアログを開いてアドレス帳(.alias)編集に利用するエディタをを指定します
  10. [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ
    ■ 高度な設定
    [Options]ダイアログ-[Advanced]タブ
    Empty trash before exit : 終了時にごみ箱(Trash)を空にします
    Replace date header before sending : 送信前にDateヘッダを書き換えます
    Move cursor in reverse order : メールの選択カーソルの移動方向をソート方向と逆にします
    Jump to unseen mail in another folder : 未読検索時に他のフォルダも検索します
    Treat my mail as sent mail : Fromが自分であるメールは送信メール扱いにします
    Unmark after reply : ReplyしたときにMarkを消します
    Use sender's time zone : 送信者のタイムゾーンでリストビューの日時を表示します

4.3.2.2 Colors

このダイアログは、[Options]ダイアログ[Message]タブ[Preview]タブ[Edit]タブの[Colors...]ボタンを押すことにより開きます。
対象ビューの前景色と背景色、引用行の色などの設定をします。
[Colors]ダイアログ

Use system color : OSのシステムカラーを使います
※[Foreground]と[Background]の色指定は無効になります
  Foreground : 文字色を選択します
  Background : 背景色を選択します
Enhanced : ヘッダの強調表示色を選択します
Quoted
  Primary : 引用行の行頭文字を指定します
引用行の文字色を選択します
  Secondary : 引用行2(注釈行)の行頭文字を指定します
引用行2(注釈行)の文字色を選択します

4.3.2.3 Font

このダイアログは、[Options]ダイアログ[General]タブ[Message]タブ[Preview]タブ[Edit]タブ[Header]タブの[Font...]ボタンを押すことにより開きます。
対象ビューで使用するフォントの設定をします。
[Font]ダイアログ

Face : 使用するフォントを選択します
Size : フォントサイズを選択します
Bold : 太字(ボールド)にします
Italic : 斜体(イタリック)にします
Strikeout : 取り消し線を引きます
Underline : 下線を引きます

4.3.3 アカウント設定

4.3.3.1 Account

このダイアログは、[Tool]-[Account...]で開きます。
アカウントとサブアカウントをツリー表示するリストと、各機能ボタンで構成されています。
アカウントやサブアカウントの追加・削除・名前の変更をしたり、設定内容を保守する[Account Property]ダイアログを開いたりします。
[Account]ダイアログ

<アカウント・サブアカウントツリーリスト> : 対象のアカウントまたはサブアカウントを選択します
Close : このダイアログを閉じます
Add Account... : [New Account]ダイアログを開いて新規にアカウントを作成します
Add Subaccount... : [Name]ダイアログを開いて、ツリーで選択されたアカウントにサブアカウントを追加します
Rename... : [Name]ダイアログを開いて、ツリーで選択されたアカウントまたはサブアカウントの名前を変更します
Remove : ツリーで選択されたアカウントまたはサブアカウントを削除します
削除する前に確認ダイアログ(Yes/No型)を開きます
Property... : [Account Property]ダイアログを開いて、ツリーで選択されたアカウントやサブアカウントの設定をします

4.3.3.2 New Account

このダイアログは、[Account]ダイアログの[Add Account...]ボタンを押すことにより開きます。
新規に作成するアカウントの名前とサーバタイプの設定をします。
[New Account]ダイアログ

Name : 新規に作成するアカウントの名前を指定します
Type : 新規に作成するアカウントのサーバタイプとしてPOP3/IMAP4のいずれかを選択します

4.3.3.3 Account Property

このダイアログは、[Tool]-[Account...]で開く[Account]ダイアログの[Property...]ボタンを押すことにより開きます。
リストビューでYキーを押して開くこともできます。
クリックまたはCtrl+Tabで目的のタブを選択して、各項目の設定をします。

  1. [Account Property]ダイアログ-[General]タブ
    ■一般設定
    [Account Property]ダイアログ-[General]タブ
    Host information
      Incoming mail : 受信サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します
      Outgoing mail : 送信サーバ(SMTPサーバ)のホスト名またはIPアドレスを指定します
    User information
      Name : 送信時に使う自分の名前を指定します
      Mail Address : 送信時に使う自分のメールアドレスを指定します
    Detail... : [Detail]ダイアログを開いて詳細設定をします
  2. [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ
    ■アカウント関連設定
    [Account Property]ダイアログ-[Account]タブ
    Incoming mail
      Account : 受信サーバログイン名を指定します
      Password : 受信サーバのパスワードを指定します
    ※設定しない場合は受信サーバにログインする際に[Password]ダイアログが開きます
    Outgoing mail : 送信サーバ(SMTPサーバ)に接続する際に認証をします
      Account : 送信サーバ(SMTPサーバ)で認証する際のユーザ名を指定します
      Password : 送信サーバ(SMTPサーバ)で認証する際のパスワードを指定します
  3. [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ
    ■POP3設定
    このタブは、アカウントのタイプがPOP3の場合のみ表示されます。
    [Account Property]ダイアログ-[POP3]タブ
    Max line : メールの本文のうち受信する最大行数を指定します
    -1を指定すると行数の制限はなくなり全文を受信します
    Get all : サーバ上のメール数/未読メール数 がこの数字よりも小さい場合、UIDLとLISTコマンドをまとめて発行します
    -1を指定すると常にまとめて発行します
    Delete message on the server : 受信時にサーバ上のメールを削除します
    Use APOP : 受信サーバのユーザ認証にAPOPを使用します
    Sync flags with POPISH : プラグインPOPISHのQFLGに対応します
    ※現在はPOPISH側が未対応のため、チェックしないでください
  4. [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ
    ■IMAP4設定
    このタブは、アカウントのタイプがIMAP4の場合のみ表示されます。
    [Account Property]ダイアログ-[IMAP4]タブ
    Root folder : UW-IMAPサーバを使用していて、メールと関係のないフォルダやファイルが表示されてしまうような場合に、IMAPサーバ側メールフォルダの基点を指定します
    Send fetch command for every [___] messages : ヘッダを取得するときに、何通分まとめて取得するかを指定します
    Use Authentication : 暗号化された認証(CRAM-MD5)を使用します
    Don't use ENVELOPE : FETCH ENVELOPE コマンドを信用せずにヘッダをクライアントでパースします
    ※サーバのバグによる文字化け対策
    Don't use BODYSTRUCTURE : FETCH BODYSTRUCTURE コマンドを信用しません
    ※Exchangeサーバからマルチパートメッセージを受信する際にExchangeサーバの不具合に対応
    Sync only headers on online mode : オンラインでフォルダを開いた時の同期時(Refresh)にはそのフォルダが本文を同期するように設定してあっても本文を同期しません
  5. [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ
    ■ダイアルアップ設定
    [Account Property]ダイアログ-[Dialup]タブ
    Launch dialup connection before connect : 送受信する前にダイアルアップします
      Entry name : ダイアルアップのエントリ名を指定します
      Show dialog before connect : ダイアルアップ時に[Dialup Connect]ダイアログを開きます
      Dial properties... : OS標準のダイアルのプロパティダイアログを開きます
      Wait [___] s before disconnect : ダイアルアップを切断する前の待ち時間(秒)を指定します
  6. [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ
    ■高度な設定
    [Account Property]ダイアログ-[Advanced]タブ
    Identity : サブアカウントを使用したマルチアカウント設定の場合に、サブアカウントのIDを指定します(参照 2.3および5.5.3
    マルチアカウントにしない場合や通常のマルチアカウント設定の場合は設定不要です
    My address : 自分宛てとみなすメールアドレスを指定します(カンマ区切りで複数指定可)
    [Account Property]ダイアログ-[General]タブの[User information]-[Mail Address]は自動的に設定されます
    Move mail after receive : 受信後にInboxを基点にして自動的に振り分け処理を実行します
    Check new mail : 定期的な新着メールのチェック時に、このアカウントをチェックします(参照 3.2.2

4.3.3.4 Detail

このダイアログは、[Account Property]ダイアログ[General]タブの[Detail...]ボタンを押すことにより開きます。
送受信の詳細設定をします。
[Detail]ダイアログ

Incoming mail
  Port : 受信サーバのポート番号を指定します
  Use SSL : 受信サーバでSSLを使用します(WindowsCE機のみ)
Outgoing mail
  Port : 送信サーバ(SMTPサーバ)のポート番号を指定します
  Use SSL : 送信サーバ(SMTPサーバ)でSSLを使用します(WindowsCE機のみ)
  Local host : 送信時に使うローカルホスト名を指定します
  Line length : 送信時に一行の折り返しをする長さを半角文字数で指定します
  Connect receive host before send and wait [___] s : 送信前に受信サーバに接続する場合にチェックします
チェックした場合、受信サーバに接続してから、送信サーバに接続するまでの待ち時間(秒)を指定します
Timeout : タイムアウトする時間(秒)を指定します
Log : アカウントフォルダにログを出力します(参照 5.5.5

4.3.3.5 Switch Subaccount

このダイアログは、[Tool]-[Switch Subaccount...]で開きます。
リストビューまたはプレビューでTキーを押して開くこともできます。
現在のアカウントのサブアカウントを切り替えます。
[Switch Subaccount]ダイアログ

<サブアカウントリスト> : サブアカウントを選択します

4.3.4 フォルダ

4.3.4.1 Folder Property

このダイアログは、フォルダを選択した状態から[File]-[Folder]-[Property...](Alt+Enter)で開きます。
フォルダの設定やメールを保存しているデータファイルの保守をします。
クリックまたはCtrl+Tabで目的のタブを選択して、各項目の設定をします。

  1. [Folder Property]ダイアログ-[Folder]タブ
    ■フォルダ設定 ■フォルダ設定(検索フォルダ)
    [Folder]タブ[Sync]タブ[Message Box]タブがあります [Folder]タブ[Query]タブがあります
    [Folder Property]ダイアログ-[Folder]タブ [Folder Property]ダイアログ-[Folder]タブ
    Name : フォルダ名を指定します
    ※Search(デフォルトの検索フォルダ)の名前は変更できません
    ID : QMAIL2内部で管理するフォルダIDを表示します
    Full Name : フォルダのフルネームを表示します
    フルネームはフォルダセパレータ(通常は"/")をはさんで上位のフォルダすべてと連結した形式です
    (例:ルートにあるMLフォルダの下にQsMLフォルダがある場合、そのフルネームは"ML/QsML"になります)
    Mail count : そのフォルダにあるメールの数を表示します
    Unseen count : そのフォルダにある未読メールの数を表示します
    検索フォルダでは未使用です
  2. [Folder Property]ダイアログ-[Sync]タブ
    ■同期設定
    [Folder Property]ダイアログ-[Sync]タブ
    Sync : 同期します
      Sync Body : 本文を同期します
        Sync unseen only : 未読の場合のみ本文を同期します
        Sync text only : 本文のテキストのみを同期します
        Sync smaller than [___] KB : 同期する最大のメールサイズ (KB)を指定します
    ※-1を指定するとサイズにかかわらず同期します
  3. [Folder Property]ダイアログ-[Message Box]タブ
    ■メッセージボックス保守
    [Folder Property]ダイアログ-[Message Box]タブ
    Message Box : メール本体のデータを格納しているファイル(参照 5.5.1
      Path : 位置をフルパスで表示します
      Size : サイズ(KB)を表示します
      Usage : 使用効率(%)を表示します
      Compact : 圧縮処理を実行します
    ※データ量によっては長い時間がかかる場合があります
    途中でサスペンドされたりすることのないように注意してください
    Message Index : フォルダにあるメールのインデックス情報を格納しているファイル(参照 5.5.2
      Path : 位置をフルパスで表示します
      Size : サイズ(KB)を表示します
      Usage : 使用効率(%)を表示します
      Compact : 圧縮処理を実行します
  4. [Folder Property]ダイアログ-[Query]タブ
    ■クエリーマクロ設定
    [Folder Property]ダイアログ-[Query]タブ
    Macro : 検索条件をマクロで指定します
    [Search]ダイアログを使用して検索したときの条件はSearchフォルダのこの欄にマクロとして保存されます
    Folder : 検索するフォルダをリストから選択します
    All Foldersを選択するとアカウント内のTrash以外のすべてのフォルダを検索します

4.3.4.2 Create Folder

このダイアログは、フォルダビューのアカウント名を選択した状態から[File]-[Folder]-[Create...]で開きます。
作成するのがフォルダか検索フォルダかを指定します
[Create Folder]ダイアログ

Type
  Folder : メールを保存する通常のフォルダを作成します
  Query : 検索フォルダを作成します

4.3.4.3 Select Folder

[Select Folder]ダイアログには、用途により三つの種類があります。

  1. [Select Folder]ダイアログ(同期フォルダの選択)
    ■同期フォルダの選択
    このダイアログは、[Tool]-[Connect]-(Shift+)[Receive](Shift+.(ピリオド))または[Tool]-[Connect]-(Shift+)[Send & Receive](Shift+/)で開きます。
    おもにIMAP4のアカウントで一括同期するフォルダを選択します。
    [Select Folder]ダイアログ(同期フォルダの選択)
    <フォルダツリーリスト> : 同期するフォルダをチェックします
  2. [Select Folder]ダイアログ(移動先フォルダの選択)
    ■移動先フォルダの選択
    このダイアログは、メールを選択した状態から[Mail]-[Move]-[Others...]で開きます。
    メールの移動(複写)先を選択します。
    [Select Folder]ダイアログ(移動先フォルダの選択)
    <アカウント・フォルダツリー> : 移動(複写)先を選択します
    他のアカウントのフォルダを選択することもできます
    Copy : メールを複写します
  3. [Select Folder]ダイアログ(非表示にするフォルダの選択)
    ■非表示にするフォルダの選択
    このダイアログは、フォルダビューから[File]-[Folder]-[Hide...]で開きます。
    非表示にするフォルダを選択します。
    [Select Folder]ダイアログ(非表示にするフォルダの選択)
    <フォルダツリーリスト> : 非表示にするフォルダをチェックします

4.3.5 メール

4.3.5.1 Message Property

このダイアログは、メールを選択した状態から[View]-[Property...](Alt+Enter)で開きます。
メッセージフラグの設定をしたりメールの属性を表示したりします。

  1. [Message Property]ダイアログ-[General]タブ
    ■一般設定
    [Message Property]ダイアログ-[General]タブ
    Date : メールの日付を表示します
    Folder : メールのあるフォルダの名前を表示します
    Size : メールのサイズ(KB)を表示します
    ID : QMAIL2内部で管理するメールのIDを表示します
    Subject : メールのSubject(表題)を表示します
    From / To : メールの発信元または宛先を表示します
    Status : 選択したメールのフラグを表示・設定します(参照 3.3.6
    グレイのチェックはメールを複数選択したうちの一部のメールにフラグが立っていることを示します
    フラグの状態は、リストビューではアイコンとして表示します
    フラグが複数立っている場合はアイコンを重ねて表示します
      Seen : 既読か未読かを示します
    NotSeen未読のとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Sent : 自分が送信したものかどうかを示します
    Sent自分が送信したもののとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Draft : 下書きかどうかを示します
    Draft下書きのとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Marked : マークされているかどうかを示します
    Markedマークされているとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Replied : 返信済みかどうかを示します
    Replied返信済みのとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Forwarded : 転送済みかどうかを示します
    Forwarded転送済みのとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Deleted : 削除済みかどうかを示します(IMAPのみ)
    Deleted削除済みのとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Download : ダウンロード予約されているかどうかを示します
    Downloadダウンロード予約されているとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Attachment : マルチパートかどうかを示します
    Attachmentマルチパートのとき、リストビューにこのアイコンを表示します
      Partial : すべてダウンロードされているかどうかを示します
    Pertial一部ダウンロードされていないとき、既読ならリストビューにこのアイコンを表示します
    Partial Notseen一部ダウンロードされていないとき、未読ならリストビューにこのアイコンを表示します
      Not on server : サーバ上に存在するかどうかを示します(POPのみ)
      Local : メールがサーバではなく、ローカルに存在することを示します
    ただし、現在は使用されていません

4.3.5.2 Attach File

このダイアログは、内部エディタから[Tool]-[Attach Files...](Ctrl+T)で開きます。
メールに添付するファイルを指定します
[Attach File]ダイアログ

<添付ファイルリスト> : 添付済みまたは添付対象として選択されたファイルを表示します
添付済みのファイルは<>で囲んで表示します
Add : OS標準の[開く]ダイアログでファイルを選択し、添付ファイルリストに追加します
Remove : 添付ファイルリストでカーソルの置かれたファイルの添付を取り消します

4.3.5.3 Detach

このダイアログは、メールを選択した状態から[Mail]-[Attachment]-[Detach...](Xキー)またはコンテキストメニュー[Attachment]-[Detach...]で開きます。
メールに添付されているファイルを展開して指定の場所に保存します
[Detach]ダイアログ

<添付ファイルリスト> : 添付ファイルのリストのうち、展開したいものをチェックします
Rename... : [Rename]ダイアログを開いて、保存するファイル名を変更します
Folder : 保存する場所をフルパスで指定します
Browse... : [Browse]ダイアログを開いて保存する場所を指定します

4.3.5.4 Select Template

[Select Template]ダイアログには、用途により二つの種類があります。

  1. [Select Template]ダイアログ(メール作成テンプレートの選択)
    ■メール作成テンプレートの選択
    このダイアログは、メールを選択した状態から[Mail]-[Select Template...](Cキー)またはリストビューからコンテキストメニュー[Select Template...]で開きます。
    new、replyなどの標準のテンプレート以外のテンプレートも含めて選択することができます。
    [Select Template]ダイアログ(メール作成テンプレートの選択)
    <テンプレートリスト> : 登録されているテンプレートのリストから使用するテンプレートを選択します
    Use external editor : 内部エディタを使用する設定の場合、一時的に外部エディタを利用します。(参照 3.1.6
  2. [Select Template]ダイアログ(メール表示テンプレートの選択)
    ■メール表示テンプレートの選択
    このダイアログは、メッセージビューまたはプレビューから[View]-[Select Template...]で開きます。
    msg、previewなどの標準のテンプレート以外のテンプレートも含めて選択することができます。
    [Select Template]ダイアログ(メール表示テンプレートの選択)
    <テンプレートリスト> : 登録されているテンプレートのリストから使用するテンプレートを選択します

4.3.5.5 Insert Text

このダイアログは、エディットビューから[Tool]-[Insert Text...](Ctrl+I)で開きます。
メールフォルダ内のテキストファイルをリスト表示し、選択したファイルを開いてキャレット位置に挿入します
[Insert Text]ダイアログ
<テキストファイルリスト> : メールフォルダにあるテキストファイルのリストを表示します
エディットビューに挿入するファイルを選択します

4.3.6 検索・置換

4.3.6.1 Search

このダイアログは、フォルダビューまたはリストビューから[Edit]-[Search...](Ctrl+F)で開きます。
条件を指定してメールの検索をします。
[Search]ダイアログ

Search : 検索する文字列を指定します
[Macro]をチェックした場合は検索条件をマクロで指定します
Match Case : 大文字と小文字を区別します
Full Text : リストビュー項目、ヘッダ、本文のテキストすべてを検査対象として検索します
チェックしない場合は、リストビュー項目のみを検査します
Macro : Searchの内容をマクロとして評価して検索します
評価結果が真のメールを抽出します
All Folder : アカウント内のTrash以外のすべてのフォルダを検索します
チェックしない場合はカレントのフォルダを検索します
Search on Server : IMAP4アカウントのときサーバ側で検索処理する機能ですが未実装です

4.3.6.2 Find

このダイアログは、プレビューまたはメッセージビューからは[Edit]-[Search...](Ctrl+F)またはコンテキストメニュー[Search...]で開きます。
エディットビューからは[Edit]-[Find...](Ctrl+F)またはコンテキストメニュー[Find...]で開きます。
条件を指定してビュー内のテキストを検索します。
[Find]ダイアログ

Find : 検索する文字列を指定します
Match Case : 大文字と小文字を区別します
Find Next : キャレット位置を基点に下方向に検索します
Find Previous : キャレット位置を基点に上方向に検索します
Close : このダイアログを閉じます

4.3.6.3 Replace

このダイアログは、エディットビューから[Edit]-[Replace...](Ctrl+H)またはコンテキストメニュー[Replace...]で開きます。
条件を指定してビュー内のテキストを検索し、一致した文字列を指定した文字列に置き換えます。
[Replace]ダイアログ

Find : 検索する文字列を指定します
Replace : 置換後の文字列を指定します
Match Case : 大文字と小文字を区別します
Find : キャレット位置を基点に下方向に検索します
Replace : 反転表示して一致したこと示している部分を置換後の文字列に置き換えます
Replace All : キャレット現在位置以降一致する部分をすべて置き換えます
Close : このダイアログを閉じます

4.3.7 通信・その他

4.3.7.1 Dialup

このダイアログは、メインウィンドウから[Edit]-[Dialup Connect...]で開きます。
ダイアルアップエントリを選択する設定の巡回を実行したときにも開きます。(参照 5.1.1
ダイアルアップエントリの中から接続先を選択してダイアルアップを実行します。
[Dialup]ダイアログ

<ダイアルアップエントリリスト> : ダイアルアップ接続のエントリ名のリストを表示します
接続先を選択します

4.3.7.2 Dialup Connection

このダイアログは、ダイアルアップの設定でダイアルアップ時にダイアログを開く設定になっているアカウント(サブアカウント)で送受信する時に開きます。
ダイアルアップ前にダイアログを表示する設定の巡回を実行したときにも開きます。(参照 5.1.1
上記以外のダイアルアップの際も、そのダイアルアップエントリがパスワードを保存しない設定のときには開きます。

実際にダイアルアップ接続をする前に、ログイン情報などを設定します。
[Dialup Connection]ダイアログ

User name : ログイン名を指定します
Password : パスワードを指定します
Domain : ログインするドメインを指定します
プロバイダへの接続では何も指定しない場合が多いでしょう
Dial from : 現在設定されている発信元を表示します
Dial Properties... : OS標準の[ダイアルのプロパティ]ダイアログを開き、発信元や他の設定をします
※Win95ではダイアログが開かないという報告がありますが、その場合はコントロールパネルから設定してください
Connect : 接続します

4.3.7.3 Select Course

このダイアログは、メインウィンドウから[Tool]-[Connect]-[Select Course...](]キー)で開きます。
巡回の設定が巡回前にコース選択ダイアログを表示する設定の場合は、[Tool]-[Connect]-[Go Round]([キー)でも開きます。(参照 5.1.1
登録されている巡回コースのリストから巡回するコースを選択します。
[Select Course]ダイアログ

<巡回コースリスト> : 巡回するコースを選択します

4.3.7.4 Notify New Mail

このダイアログは、[Options]ダイアログ[New Mail]タブで[Show Dialog]をチェックしておくと、新着メールを検出したときに開きます。
(参照 3.2.2) 新着メールのあるアカウントのリストから選択して受信(同期)するかどうかを操作します。
[Notify New Mail]ダイアログ

<新着メールのあるアカウントのリスト> : 受信(同期)するアカウントを選択します
Sync : 選択したアカウントで受信(同期)を実行します
Close : このダイアログを閉じます

4.3.7.5 Browse

このダイアログは、QMAIL2をインストール後初回起動時などにメールフォルダを尋ねるときに開きます。
他のダイアログなどで[Browse...]ボタンを押したときには、OS標準の[開く]ダイアログまたはこのダイアログが開きます。
フォルダツリーを操作して位置を指定します。
[Browse]ダイアログ

<フォルダツリーリスト> : フォルダがツリー表示されます
対象とする位置を選択します

4.3.7.6 Name

このダイアログは、フォルダビューから[File]-[Folder]-[Create...]でフォルダを作成するときにフォルダ名を指定するタイミングで開きます。
[Account]ダイアログで[Rename]ボタンを押したときも開きます。
名前を指定します。
[Name]ダイアログ

Name : 名前を指定します

4.3.7.7 Rename

このダイアログは、[Detach]ダイアログで[Rename]ボタンを押すことにより開きます。
現在の名前が表示されているので、変更後の名前を入力します。
[Rename]ダイアログ

Enter new filename. : 現在の名前をデフォルト表示します
変更後の名前を入力します

4.3.7.8 Password

このダイアログは、送信または受信時に、そのアカウントの設定でパスワードが設定されていない場合に開きます。
パスワードを入力します。
[Password]ダイアログ

Password : パスワードを入力します

4.3.7.9 InputBox

このダイアログは、マクロの関数@InputBoxを含むマクロを実行したときに、@InputBoxを評価するタイミングで開きます(参照 マクロマニュアル)。

String @InputBox(String, Boolean?, String?)

二番目の引数が真だと複数行のダイアログを開きます。それ以外の場合、単数行のダイアログを開きます。

  1. [InputBox]ダイアログ(単数行)
    ■単数行テキストの入力
    [InputBox]ダイアログ(単数行)
    <メッセージ> : 一番目の引数に指定したメッセージを表示します
    <テキストボックス> : 三番目の引数に指定したデフォルト値を表示します
    単数行のテキストを入力します
  2. [InputBox]ダイアログ(複数行)
    ■複数行テキストの入力
    [InputBox]ダイアログ(複数行)
    <メッセージ> : 一番目の引数に指定したメッセージを表示します
    <テキストボックス> : 三番目の引数に指定したデフォルト値を表示します
    複数行のテキストを入力します
    改行するにはCtrl+Enterを押します
    Tabを入力するにはCtrl+Tabを押します

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